妊娠中はホルモンバランスの変化や体調の変化によって、お口の環境が大きく変わりやすい時期です。
歯周病やむし歯のリスクが高まるだけでなく、「つわりで歯磨きができない」「治療を受けていいのかわからない」といったお悩みを抱える妊婦さんは少なくありません。
田町・三田の山の手デンタルオフィス田町三田では、産婦人科医の両親を持つ理事長のもと、妊娠中の方への深い理解と系列レディースクリニックとの連携を活かした安心のマタニティ歯科をご提供しています。
目次
当院のマタニティ歯科における特徴
産婦人科医の両親を持つ理事長による専門的な配慮
当院の理事長の父は産婦人科医、母は婦人科医であり、幼いころから医療の現場に触れながら育ちました。
その環境のなかで、妊娠中の女性の身体的・精神的な変化や、医療における配慮の大切さを自然に学んできた背景があります。
一般の歯科医師よりも厳しい基準で妊婦さんへの診療を行っており、「どのお薬が安全か」「この処置が赤ちゃんに影響しないか」という判断を、産婦人科的な知識も踏まえたうえで行っています。
妊婦さんの不安を取り除きながら、必要な歯科治療を安全に受けていただけるよう努めています。
系列レディースクリニックとの緊密な医療連携
当院は系列のレディースクリニックと密接な医療連携を行っており、妊娠中の患者さまの状態について担当の産婦人科医と情報共有しながら治療を進めることができます。
「この患者さまは現在妊娠何週で、どのような状態にあるか」という情報をもとに、歯科として行える治療の範囲や使用できるお薬を慎重に選択します。
妊婦さんに関わる医科と歯科がつながっているからこそ、より安心した環境で治療を受けていただけます。
光学スキャンによるX線を使わない虫歯検査
妊娠中はできる限り放射線被曝を避けたいと考える方が多くいます。
当院では光学スキャンを用いてX線を使わずにむし歯の有無を確認できる検査を導入しており、妊娠中の方でも安心して虫歯の診査を受けていただけます。
なお、歯科用CTは一般的な医療用CTと比べて放射線量が非常に少なく、担当の産婦人科医の許可がおりた場合には撮影可能なケースもあります。
必要に応じて連携しながら安全な診療方針を決定します。
妊娠の時期に合わせた安全な治療の選択
妊娠中に行える治療の内容は、妊娠週数や体調によって変わります。
一般的に妊娠初期(〜13週)と後期(28週〜)は応急処置に留め、安定期(14〜27週)に計画的な治療を行うことが推奨されています。
当院では患者さまの妊娠の状況を丁寧に確認したうえで、安全に行える処置を選択します。
「妊娠中は歯科治療をしてはいけない」と思い込んでいる方もいますが、適切なタイミングでの治療はお母さんと赤ちゃんのどちらにとっても大切です。
妊活中の方の歯科治療にも対応
妊娠を希望されている方は、妊娠前からお口の環境を整えておくことをお勧めします。
歯周病は早産や低体重児出産との関連が指摘されており、妊活中のうちにしっかりと歯周病の治療や予防を行っておくことは、将来の妊娠・出産に向けた大切な準備のひとつです。
当院では妊活中の方に対しても、適切なタイミングで適切な歯科治療をご提案しています。
妊娠の可能性がある時期の治療内容についても丁寧にご説明しますので、まずはご相談ください。
妊娠中のお口のトラブルと歯科治療の関係
妊娠中はプロゲステロンなどのホルモン分泌が増加することで、歯茎の炎症(妊娠性歯肉炎)が起こりやすくなります。
また、つわりの際の嘔吐で強い酸が歯に触れることで、歯が溶けやすくなることもあります。
食事の回数が増えたり、歯磨きが辛くて十分にできなかったりすることも、むし歯や歯周病のリスクを高める要因です。
さらに、お母さんのお口の細菌はお子さまに伝わることがあり、妊娠中からしっかりと口腔環境を整えておくことがお子さまの歯の健康にもつながります。
「今は治療より体を休めることが優先」という気持ちもわかりますが、できる範囲でお口のケアを続けることが大切です。
妊娠時期別の治療の目安
| 時期 | 治療の目安 |
|---|---|
| 妊娠初期(〜13週) | 応急処置のみ。レントゲン・投薬は原則避ける |
| 安定期(14〜27週) | 一般的な歯科治療が可能。この時期に計画的に行う |
| 妊娠後期(28週〜) | 長時間の治療は避ける。応急処置と簡単な処置が中心 |
※個人の状態によって異なります。
担当産婦人科医との連携のもとで判断します。
よくある質問
妊娠中に麻酔を使っても大丈夫ですか?
歯科で使用する局所麻酔薬は使用量が少なく、胎盤を通じて赤ちゃんに影響を与える可能性は非常に低いとされています。
麻酔を使わずに無理に治療を行うほうが、痛みやストレスによる影響が大きい場合もあります。
使用の可否は妊娠の状況を踏まえて慎重に判断します。
妊娠中に歯周病治療は受けられますか?
安定期であれば、歯石除去(スケーリング)や歯周基本治療を受けていただけます。
妊娠性歯肉炎は適切なクリーニングで改善することが多く、放置するよりも治療を受けたほうがお口と全身の健康につながります。
つわりがひどくて歯磨きができません。どうすればいいですか?
つわりの時期は歯磨きを無理に行おうとすると嘔吐を誘発することがあります。
歯ブラシを小さいものに変える、歯磨き粉を使わず水だけで磨く、洗口液でうがいするだけでも構いません。
つわりが落ち着いてから一度ご来院いただき、口腔内の状態を確認することをお勧めします。
産後すぐに歯科治療を受けられますか?
出産後は授乳中であることが多いため、使用できるお薬に制限がある場合があります。
ただし多くの処置は授乳中でも行えますので、治療内容に応じて柔軟に対応します。
産後のお口のチェックにもぜひいらしてください。
赤ちゃんへのむし歯菌の感染を防ぐにはどうすればいいですか?
むし歯菌は唾液を介して感染するため、お母さんが使ったスプーンやお箸でそのまま赤ちゃんに食べさせることや、口移しでの食事を避けることが大切です。
妊娠中からお母さんのお口のむし歯菌を減らしておくことが、赤ちゃんへの感染リスクを下げることにつながります。